このブログのこれからー自分にとっての対話とは
このブログを始めた経緯はと言えば、対話する場の実現と、その実施報告ということだった。
当時、対話カフェ、哲学カフェという名称で様々に実践している場に行ってみたりして、自分流の場を始めてみた。
自分を取り巻く状況の「対話」の無さ、不毛さへのストレスみたいなものが背景にあった。
その後直接的にテーマについて考えるというやり方ではなくて、物語表現を通じてテーマを考えるというやり方に変わってきた。
そのやり方でも数回試行したが、まだ主宰してやるようなことは難しいと思っている。
森鴎外『高瀬舟』を読むことで、対話の生まれる場と登場人物の対話そのものを知ることができた。
自分には節目になる作品となった。
物語表現は読む人に対話を促す。(全ての作品という訳ではないが。)
朗読という手段を使って自分の身体に一度入れてそれを出すというやり方をしばらく続けていきたい。
対話のための手段は変わっていっても、このブログに書くような方向のことはあるようなので、それをなるべく文章にしていけるようにと思う。