山ろく対話=「〈自分〉」を考え、「〈自分〉」に気づくための対話の場

『山ろく対話』は、人それぞれの暮しから生じる、人間社会の様々な事がらについて、じっくりと考え語り合う対話の場です。(「哲学カフェ」、「哲学対話」等の名称で行われている対話の場を参考にし、2018年から『山ろく対話』という名称で対話の場を始めました。

〈山ろく対話〉とは 

昨年(2017年)、試行的に開催していた対話の場を、2018年3月から〈山ろく対話〉という名称で開催しています。当分の間は試行錯誤でしょうが始めていくことでわかることもあると思います。

東京都内で開催されているいくつかの「哲学カフェ」を参考に、概要をまとめてみました。(パンフレットの内容をそのまま記載しています。)

 特に2019年1月13の改訂では、対話の場の目的、方向性をより明確にしました。 今後、目的とする方向それ自体も含め、その仕方・方法もさらに検討し、必要な改訂をしていくことになるかと思います。

 

山ろく対話2018.3~

-「〈自分〉」を考え、「〈自分〉」に気づくための対話の場―

 

2019年1月改訂版

山ろく対話は、『ひとりひとりの参加者が、自分と〈自己対話〉そして他の参加者たちと〈相互対話〉する場』です。

対話の手がかりとして用いるのは、ひとりひとりの社会への関わりから生じ、その関わり方に意味と方向性を与えるひとつの「言葉」です。今のところ、行動、思考、感情などを表す「動詞」を「問い」の形にして行っています。

  ひとりひとりが生活している中で考えたり思ったりする様々な「事柄」について、一度立止り、直接関わる当事者の立場で参加者同士で語り、聴くことで「問い」を受け止め、考えていきます。

  自分とは異なる観点からの、「問い」との関わり方、考え方を知ることで、自分の考え方を深めたり拡げたり、見方を変えて捉え直すことが出来たらよいかと思います。自己対話と相互対話を併せながら行い、本来の自分に気づくひとつの機会にしていけたらと思います。

 

場が目的にすることは、次のようにイメージしています。

〈人生の疑問・不安や生きづらさの正体に思考で迫る。〉生活する上での不満や不安への物質的・実践的な解決手段とは縁遠く、却って負担になるかも知れません。けれど、(私自身を含め)それを承知の上でもこうした場に必要を感じる人たちへ場を提供すること。

〈自分が大事にしていることはなにか?どこに拠ってこの世と関わっているのか?〉社会の中での既存の立場や役割、求められている価値観などを相対化し一旦離れる努力をしながら、そもそもの自分の考え方や物事の捉え方の基本になるものは何なのか?人との関係や社会の中での、自分の立ち位置はどこにあるのか?そんなことを確認する手がかりやきっかけを見つける機会になること。

〈これからどうする?〉これからのひとりひとりの行動とか活動の途すじを探すための手がかりになることを、もしかしたら少しでも見つけられること。

 

開催場所は、主催者が現在居住している浅間山南麓地域(長野県佐久地域)の、誰もが自由に出入り出来る民間の公共の場を利用して、月に1回程度予定しています。また、主催者の行動範囲内での(東京前橋など)、開催も随時計画しています。

告知は、「山ろく対話」(はてなブログの他、こくちーずを利用して行っています。

 

まだ試行錯誤しながらですが、このような場の方向に関心があり、機会があれば参加したいとお考えの方、同じような方向性のある場を知っている方がいましたら是非ご連絡ください

 

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山ろく対話はてなブログ2018年~)       

連絡・問合せ先:nknm18foestk32km@gmail.com  運営者:江村喜明(NPO法人お仕事チーム代表運営委員2002年~、放送大学全科履修生2016年~、(長岡~前橋~東京~)1988年~浅間山南麓在住

 

対話の仕方・方法については、下記の通りです。

規則(ルール)は、この対話の場の意図する「参加者ひとりひとりが「問い」を通じて、自分と対話する、立ち位置を確認する、自分の考えを出すこと、相手の考えを受け止めることでお互いに促し、拡げ深め合っていく」ために定めたことです。形骸化しないよう、また検討しつづけたいと考えます。

(1)基本のルール

① 相手の話に耳を傾け、じっくり聴く。

② 伝えたいことの核心を、できるだけで言葉にして語ってみる。

③ 他人の誹謗中傷はしない。相手の説得もしない。

④ 他の考えの紹介ではなく、自分の考えを語る。

⑤ 参加者は出来るだけ同じ回数話すようにする。話す時間で3分くらい(考える/沈黙時間を含めて5分くらい)を目安にする。(話す話さない話せないの自由や沈黙の時間も大切にした上で、参加者が同等に話す聴くの機会を設ける。)

実際の進め方は、事前に決めた進め方のルールに則って行います。進行係はいますが、原則的にはこの進め方ルールに則った基本の役割を担い、同時にひとりの参加者として対話に参加します。

内容や進め方からして、場の参加人数は6人程度、また時間は2時間~3時間が目安と考えます。

 

(2)進め方のルール

 まず、前提として

A、 付せん(〈提示メモ〉)には、太くて大きな読みやすい文字で書く。

B、①の〈提示メモ〉の説明から、②、③、④、⑤は対話のテンポを大事にし一連の流

  れで行う。

また、特に相互対話の際は、

C、各自に一定数の「対話札」を配り、その枚数を目安に皆が語る。

 (質問や自分の〈提示メモ〉への追加説明などでもよい。)

D、お互いの相違や関連するところを、丁寧にまた繊細に対話していく。

E、〈提示メモ〉の内容はそれぞれの人格であるので否定はしない。

より基本ルールが実現するために、以上のルールを設けます。

 

① (初めに〈テーマ〉にまつわることを交えての自己紹介。)次に各自が〈テーマ〉について、それぞれの立場や視点、体験から考えることを簡単な文章にしてみる。または「問い」を立てる。(一人1~4枚くらい)付せんに書いて各自が、その〈提示メモ〉ついて説明する。

②  各自の〈提示メモ〉の内容について(当事者も含めて)次の8つの質問を基本に用いながらそれぞれの〈提示メモ〉への理解を深める。(ここでは、理解を深めるための質問に限る。)―――

  (・それは本当ですか? ・なぜですか? ・どうしてそう考えるのですか? ・何か具体例はありますか? ・その意見通りだとどういう結果になりますか? ・~ってどういう意味ですか? ・それはいつも当てはまりますか?  ・それは・・・ということですか?)―――

③  相互対話を行う。

  相互対話を経て、自己対話に一旦立ち還る。 ③の途中で、この時までの対話を

   振り返り、各自が〈テーマ〉について考えることを、なるべく「問い」の形で

   出し合う。できれば、文章にして〈提示メモ〉に書く。

⑤  ③を引き続き行う。      

⑥ 各自が重要と考える語句について説明する。

  そのあとそれぞれ一つの「問い」と「答え」または(この段階での)簡単な結論、

  感想を〈提示メモ〉に書き説明する。 【終了】 (その後、希望者で振り返りの

  時間を設けます。)

 

〈提示メモ〉…付せん、バインダー、A4用紙、太いボールペン,スティックのり)

 

 

2019.3.28(木) 開催予定

3月28日(木)18時00分から20時00分まで。

佐久平駅(長野県佐久市)周辺で開催を予しています。

(定員は6人くらいまで。参加者が4名未満の場合は開催を中止する場合があります。)

テーマは、「期待するとは?」です。

《このテーマについての自己紹介・・・仕事上で相手に期待するとそれはことごとく裏切られる。精神の衛生上、過度に期待しないことが大事だ。だがそれは相手にたいして乾いた感情しか生まない。自分の中に乾いた感情が増えるのも嫌なものだ。それがいつのまにか慢性化してしまったのかもしれない。だが実は、その反対のケースも同様にあるのだろう。

では、「期」して、「待」つというのはどうだろう?

何か明確な目標、結果を相手に「期待」するのではなく、自分自身が期して日々実践しつつ、待つ。そんなあり方があるのかもしれない。自分への「期待」のありかたを考えてみたい。 》

  

参加申込は開催日前日15時までに下記のアドレス宛にお願いします。

参加費はありません。飲み物のみ持参ください。

*申込みいただいた方に具体的な開催場所をご連絡します。

 

(お名前ともし可能ならば参加の動機を記載ください。

テーマにまつわる自己紹介を当日お話してもらい、そこから対話を始めます。)

nknm18foestk32km@gmail.com

(山ろく対話:江村まで) 

 

 

2019.3.24(日) 開催予定

3月24日(日)17時30分から19時30分まで。

前橋駅群馬県前橋市)周辺で開催を予しています。

(定員は6人くらいまで。参加者が4名未満の場合は開催を中止する場合があります。)

テーマは、「期待するとは?」です。

《このテーマについての自己紹介・・・仕事上で相手に期待するとそれはことごとく裏切られる。精神の衛生上、過度に期待しないことが大事だ。だがそれは相手にたいして乾いた感情しか生まない。自分の中に乾いた感情が増えるのも嫌なものだ。それがいつのまにか慢性化してしまったのかもしれない。だが実は、その反対のケースも同様にあるのだろう。

では、「期」して、「待」つというのはどうだろう?

何か明確な目標、結果を相手に「期待」するのではなく、自分自身が期して日々実践しつつ、待つ。そんなあり方があるのかもしれない。自分への「期待」のありかたを考えてみたい。 》

  

参加申込は開催日前日15時までに下記のアドレス宛にお願いします。

参加費はありません。飲み物のみ持参ください。

*申込みいただいた方に具体的な開催場所をご連絡します。

 

(お名前ともし可能ならば参加の動機を記載ください。

テーマにまつわる自己紹介を当日お話してもらいそこから対話を始めます。)

nknm18foestk32km@gmail.com

(山ろく対話:江村まで) 

 

 

開催報告 2月23日(土)

今回は、参加者が3名でなんとか開催ができました。開催場所は佐久平駅前、イオン2階のフードコートでしたが、佐久市から100キロ以上遠方からの参加者もある一方、近隣からの新しい参加者はありませんでした。

テーマは、「くらべる(比べる/較べる/競べる)とは?」でした。

 

最初にテーマに関連させて自己紹介をしてから、

それぞれの「問い」を出し合いました。f:id:sinanogawanozyouryuu:20190224150637j:plain

「問い」の一つ一つにお互い質問をしあい、

そのあと、相互対話。

1時間ほど経過したところで、これまでの対話を振り返った上

で、各自が「問い」またはまとめの感想を出し合い、 

f:id:sinanogawanozyouryuu:20190224150633j:plain

再び、少しの相互対話をして終了しました。

 

「較べる」ことそのものに対する負のイメージが何となく前提にある。

あるいは、自分の都合の悪いところ(負の部分)をとりあえず正当化するために「較べ」ていて、実は全てをしっかりとは「較べて」いない自分がいる。

そのどちらを出発点にするかで「比べる」ことへの関わり方が違ってくるかもしれません。

私は、後者の方から関わってみようと思ったのですが、実際はまだ(未熟な私には)難しいかと思います。

今回は、(自分で決めておきながら!)扱いの難しいテーマだったかもしれません。

 

 

 

開催報告:2019年1月24日

今回は、「充(満)たされる/充(満)たされないとは?」をテーマでした。

参加者が3名で、なんとか開催できました。

皆さんの都合に合わせ、17時少し前くらいから19時までで行いました。

今年になって改訂した進め方ルールを一つづつ確認しながら進めました。

まずは、テーマにまつわることをまじえての自己紹介。

そのあと、各自が「問い」を立てる。(以下のように)

f:id:sinanogawanozyouryuu:20190125144838j:plain

そのあと、質問、続いて相互対話。

1時間弱くらいで、一旦自己対話に還る。(以下のように)

f:id:sinanogawanozyouryuu:20190125144843j:plain

 

この段階で、この場での各自の到達点が示されたかと思います。

次にまたそれを踏まえたうえでの相互対話を30分弱して今回は終了しました。

 

参加者が3名のため、2時間以内でもお互い対話が出来たかと思いますが、出来れば

もう少し参加者がいたほうが、より多面的で多様なみかたが提示されたのではと思いました。

その場合もう少し時間が必要にもなると思います。

次回は、3時間の設定で計画してみました。

対話の場の目的、方法については、1月に改訂したことで明確になったかと思います。

しばらくはこの方向で、検討を続けていけたらと思います。

2019.2.23(土)開催予定

2月23日(土)14時から17時まで。

佐久平駅(長野県佐久市)周辺で開催を予しています。

(定員は6人くらいまで。参加者が4名未満の場合は開催を中止する場合があります。)

テーマは、「くらべる(比べる/較べる/競べる)とは?」です。

《このテーマについての自己紹介・・・自分と比較して、自分の視点から優劣をつける。妬みの材料になったり、安心・安全を保障する根拠(?)になったりする。

考えてみると、そんな感じで「比較する」ことを、日常的な習慣でやっているように思います。今回辞書的な意味を調べてみたところ、おそらく現在では使われてないのではと思う、「親しく交際する。」の意味があることを知りました。https://kotobank.jp/word/%E6%AF%94%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%83%BB%E8%BC%83%E3%81%B9%E3%82%8B%E3%83%BB%E7%AB%B6%E3%81%B9%E3%82%8B-252310

  

本来の「くらべる」とは、自分と相手を正しく理解することなのでしょうか?

 

この「言葉」を入り口に対話がどのような方向に向かうのか試みてみたいと思います。》

  

開催日前日までに下記のアドレス宛にお願いします。

参加費はありません。飲み物のみ持参ください。

*申込みいただいた方に具体的な開催場所をご連絡します。

 

(お名前ともし可能ならば参加の動機を記載ください。

テーマにまつわる自己紹介は当日お話してもらいます。)

nknm18foestk32km@gmail.com

(山ろく対話:江村まで) 

 

 

断片録:対話の目的、位置づけについて

山ろく対話のパンフレットを改訂しました。(2019年1月13付)

http://sinanogawanozyouryuu.hatenablog.com/

何を目的に対話の場を開催していくのか?漠然と考えていたことを何とか言葉にしてみました。「自分を考え、自分に気づくために、ひとつの「言葉」を手がかりに、参加者とともに考えてみる場」になれたらと思います。

昨年(2018年)3月からの「山ろく対話」の開始と時期を併せて、坐禅を初め、また仏教関連の本を少しずつ読み始めました。

昨年暮れからは、「〈仏教3.0〉を哲学する」(藤田一照、永井均、山下良道)「哲おじさんと学くん」(永井均)「アップデートする仏教」(藤田一照、山下良道)「ブッダの〈気づき〉の瞑想」(テイク・ナット・ハン)「ブッダの瞑想法」(地橋秀雄)などの本を読んでいます。(1回では理解が出来ず再読再々読が必要です。)

「言葉」によって表現される(された)出来事を正しく理解していくというより、その「言葉」によって考え実際進んでいった方向を一度棚上げしてみる。自分がそこに抱いている意味をゼロから考えてみる。

坐禅や瞑想とは違った、対話と思考という方法で、〈自分に気づく〉仕方がそこにあるのではと感じています。(上手く表現できませんが、なんとなく自分の求めていることの方向性かと思います。)

 

毎日の衣食住、そして仕事は矛盾を直に感じる「溜り場」かもしれませんが、辞めれば収入が途絶え生活苦になってしまいます。今ある仕事も何とか続けながら、そこにわずかな楽しみを見つけることも大事かもしれません。

もともと、自分が始めたNPO法人の事業の行き詰まり、疑問が起点になって「山ろく対話」に繋がる活動を始めた訳ですが、まだまだ先は長いようです。どこまで行けるかはわかりません・・・。

 

2019.1.24(木)開催予定

1月24日(木)18時00分から20時まで。

佐久平駅(長野県佐久市)周辺で開催を予しています。

(定員は4人まで。)

テーマは、「充(満)たされる/充(満)たされないとは?」です。

《このテーマについての自己紹介・・・何かが欠落している感覚は常に付きまとっています。物的なことではないが何かがない、充たされていない。・・・こんなことを思っていたとき本のなかでの対談で次のような言葉がありました。

*要点のみ引用します。『アップデートする仏教』藤田一照 山下良道 幻冬舎新書2013年 227ページより

(藤田一照)俺というものの実態は自力的な努力・・・。人間的な力み、それが「俺」、の材料になっている。

(山下良道)俺の実態は努力・・・

(山下良道)それが、満たされなさ・・・。何かが満たされない感じ。・・・

 

ーーー「自力的に努力する自分」の限界という観点から「充(満)」の中身を見てみたいと思います。》

 

参加者の皆さんも事前にメールでこのテーマについての自己紹介をお寄せください。(当日はそこから始まります。その時でもよいです。)

 

開催日前日までに下記のアドレス宛にお願いします。

参加費はありません。飲み物のみ持参ください。

*申込みいただいた方に具体的な開催場所をご連絡します。

 

(お名前ともし可能ならば参加の動機を記載ください。)

nknm18foestk32km@gmail.com

(山ろく対話:江村まで)